暗記と暗誦 情報プラットフォーム、No.195、12(2003)
「祇園精舎の鐘の声、からガマの油売りまで、覚えて声に出すと心地よい日本語の名文、名句を集めた本。
暗誦は心を養うために必要であり、もっと注目すべきと説く。日本語の魅力を再発見。いま、暗誦文化は絶滅の危機に瀕している。
かつては、暗誦文化は隆盛を誇っていた。小学校の授業においても、暗誦や朗誦の比重は低くなってきているように思われる。・・・・・・歴史のなかで吟味され生き抜いてきた名文、名文句を、声に出して読み上げてみると、そのリズムやテンポのよさが身体に染み込んでくる。
そして身体に活力を与える。それは、たとえしみじみしたものであっても、心の力につながってくる」と"声に出して読みたい日本語"の著者の斉藤孝氏は述べている。(草思社、2001、9)
私は「いらかの波の・・・」と歌っていたが、今さら人に聞くことが恥ずかしい年齢になって始めて意味が分かったのである。
でも私の脳裏には、さわやかな青空、それにはめ込んだような家々の屋根、そしてそよ風にはためく鯉のぼりの状景は鮮明であった。それで良いのである。
「思い込んだら試練の嵐・・・」が流れると、星飛雄馬が一人でローラーを牽いている場面が出てくる。
学生達とテニスをした後、ローラーを持ってきてと頼んだとき、彼は「コンダラですね」と答えた。
「重いコンダラ」と思い込んでいたのである。なお、"声に出して読みたい日本語"の続編も出版されている。
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高知県香美郡


