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2009年12月12日アーカイブ

ウスキキヌガサタケ                     情報プラットフォーム、No.203、8(2004) 

 

                                  

    出典:  ウスキキヌガサダケ                                   


  6月26日の高知新聞の朝刊に「ウスキキヌガサタケ栽培」、「県立森林技術センター今西部長が成功」、「キノコの女王」、「鑑賞、食材に商品化も」など沢山の見出し付きでこのキノコのことが報じられた。

山吹色のベールを広げる美しいキノコを手に持っている今西隆男さんの顔もにこやかである。

2年前に観察会に出かけて、このキノコに出会った感動をある雑誌に寄稿した。これをそのまま以下に引用する。


 「7月上旬のある日、早起きした甲斐がありました。きのこの会の仲間と約束の場所で落ち合い、高知の北山に上がりました。

黄色のドレスを着飾ったバレリーナに変身していくウスキキヌガサタケを見ることができました。

彼女が着替えをしている楽屋裏を覗いてしまったような、申し訳ないことをしているような後ろめたさを感じます。

2時間ほどかかってゆっくりと開いていく様は神秘的でした。高知新聞にも写真がでていました。


 
子供の頃、早起きしてセミの羽化を観察したことがありますが、それにも勝る感動でした。一句、ここで詠むことができれば格好良いのですが。


 野暮なことになりますが、畳まれたものが広がっていく仕組みには大いに興味があります。

折り畳んだ状態で打ち上げた人工衛星のパラボラ・アンテナやソーラー・バッテリーを宇宙空間で広げるヒントが含まれています。

折り紙の理論も役に立っていると聞いています。私の専門で言えば、温度を上げると元の形に戻る形状記憶合金がアンテナに使われています。」


 
早起きして、観察に行くのが恒例になっている。高知のどこに発生するかを明かすことはできない。絶滅危ぐ種のためであり、仲間だけの秘密でもある。

 

 

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鈴木朝夫   s-tomoo@diary.ocn.ne.jp

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