立ちんぽ(いたどり)
町に絵かきでインテリーですらーと痩せ高で男前で、すこーし耳の遠い人好がいた。
その人に話し掛けるに皆な大きな声で高木さんと言ぅとツン宗さん(耳の遠い高木さん)は小さい優しい声で「ふーんなんかねー」、と静かに話をするおとなしい人柄じゃったが、絵も描かず暇な日に時折、友達で年下の干物士職人の一め(はじめ)の仕事場にきては、おどけた話をする。
今日は天気がよいのにツン宗さん静かーにやってきてつんぼの小声で「精出してやりょるのーし、あんまりやりすぎて患いなょ」、ゆうて暫く檜板けずりを見ていたが、ふっと小声で話し掛けた「私が若い時の春イタドリの生える時期にのぅし、近所の若い娘がチックト私を好きになって惚れちょったわょ。
ある日のこと、私がおとなしいと一人見込んで『ツン宗さんイタドリ取りに行こう』、と誘われた、その日は描く絵ものうて退屈しちょったけ『おぅ行こう行こう』、と二人で出かけて、こえ山を歩き回ったが、まだ少っこし早ぅてイタドリは芽だてでこんまい娘は『まだしょう細いねぇ』、と言ぃながら、探し回っている、ツン宗さん小便ばらぅかとして、ふっといらんことを考えついた、
ホゥスぐちの竿を出してブリブリと振っておこらしておいて、娘に声掛けた『そこらの立ちんぽは細っそいか』、うぅん『そんならこっち向いて大きな立ちんぽが此処にあるが食べたら美味しいがどぅぜょ』、と言ぃながら娘に向けて振りかざした、
そしたらのぅし、娘は遅れて大きな目玉でギョロッと見てビックリ飛び上がり、『ツン宗さんのバカーバカー』と大きな泣き声を出しもって山を駆け下りてしもたわ、それでのぅし、さっぱり娘に嫌われてしもたぜょ。
それから道で娘と出会ぅたら、私を見てぶくぶく含み笑いしよる、私しゃ一時しょう弱ったぜょ。
いらんことしてばっさりいた、おかしな話よのぅし」と言ぅて、フッフーゥと小声で笑う。
仕事手を休めて聞き入っていた一めさん「そりゃまっこと、いらんことしてばっさりいたのぅし」、と笑いながら仕事がやっと手に就いた、が、ツン宗さんの言ぅこと「どうせあのこ(娘)もやがて誰かの立ちんぽ食べるがじゃけ、一回ばぁ練習しちょいてもえいのにのぅし」ふふぅと笑う、
一めさん「そんなこと言ぅたち、き娘がぽっかり大きな立ちんぽ見せ付けられて、そりゃーまっことびっくりするぜょ」、ハッハッハァーと二人で笑いよる。


